
この記事の内容
発達障害(大人の発達障害を含む)は、障害年金の対象です。
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もくじ
発達障害の苦悩(切実な不安、絶望感)
生きづらい
最も多い苦悩は、周囲と違う自分の存在の感覚、就職難をふくむ生活の困難、対人関係の挫折などに関連する、切実な不安・絶望感である。自分が皆と違う人間で、皆に避けられ、家族に迷惑をかけ、将来の見通しが立たない悩みを語るうちに、しばしば真剣な希死念慮が訴えられる。
山下格・大森哲郎(補訂)(2022).精神医学ハンドブック[第8版] 日本評論社 p.234.

ASD(自閉症スペクトラム)の苦悩
ASDの苦悩①
人間関係を築きにくい

人間関係を築きにくくさせているASDの特性には、次のようなものがあります。
- 会話が一方通行になりやすい
- 相手の表情などから相手の気持ちを読み取ることが苦手
- 他人への関心が低いため、仲間意識を持ちにくい
- 他人への関心が低いため、自分の都合が最優先
- 場の空気を読むのが苦手
- 共同作業が苦手
- 突然の予定変更が苦手
- 自分の興味があることや好きなことには強いこだわりを持つ
- 融通が利かない
ASDの苦悩②
会話が成立しにくい

ASDの人の会話には、次のような特徴があります。
- 一方的に話す
- 目を合わせない
- 表情から意味を読み取れない
- 思ったことをそのまま口にする
- 冗談や比喩、あいまいな話が通じない
ASDの苦悩③
こだわりが強い

ASDの特性による次のような態度が、周囲とのトラブルに発展することがあります。
- 好きなことには長時間没頭する
- 「ほどほど」が苦手
- 何事も自分優先
- 自分のルールを他人に押し付ける
ASDの苦悩④
感覚過敏のため周囲から浮いてしまう

ASDの人は、五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)が非常に敏感な場合があり、周囲の理解がないとトラブルに発展してしまうことがあります。
- 光がまぶしすぎる
- 小さな音でもうるさい
- 臭いに敏感すぎる
- 触れられることが苦手
- 極端に鈍感な場合もある
ASDの苦悩⑤
完璧を求めすぎる

ASDの人は、ものごとを自分の思ったようにやりたいと思う傾向があります。
また、必要以上に時間をかけて完璧に仕上げる傾向があります。
そのために周囲と衝突したり、思い通りにならないときに感情的になってしまったり、トラブルに発展することがあります。
- 学生時代は優秀だった人も多い
- 臨機応変が苦手
- 全体が見えない
- 感情的になってしまう
ASDの苦悩⑥
マルチタスクが苦手

ASDの人は、同時に二つ以上のことをすることが苦手です。
職場では当たり前のものとして求められる能力であるため、これを苦手とするASDの人は必然的に評価を落としていきます。
- 電話をしながらメモがとれない
- 作業をしながら人の話を聞くことができない
- 同時に二つの指示を出されると混乱する
- 食事をしながらの会話が苦手
- 恋愛と勉強・仕事の両立が難しい
ADHDの苦悩
ADHDの苦悩①
約束が守れない

ADHDの人は、仕事でもプライベートでも優先順位をつけることが苦手です。
そのため、約束の期限を守れなかったり、遅刻が多かったりします。
そして、そのようなことを繰り返すうち、周囲からの評価も低くなっていきます。
- 約束の時間が守れない
- 取りかかるのが遅い
- 段取りがつけられない
- 用事を詰め込み過ぎる
ADHDの苦悩②
片付けが苦手

ADHDの人は、片付けが苦手な傾向があります。
職場のデスクはぐちゃぐちゃ、自分の部屋もぐちゃぐちゃという人も珍しくないでしょう。
片付けようと思っていても、どこから手を付ければよいのかわかりません。
だらしない人と思われがちで、「自分はダメな人間だ」と劣等感を抱えている場合もあります。
- やるべきことをすぐに忘れてしまう
- 一つのことに集中できない
- 決めごとを守るのが苦手
- スケジュールが立てられない
ADHDの苦悩③
毎日の家事が苦手

日本には、いまだに「女性は家事ができて当たりまえ」という良妻賢母的な価値観が根強く残っています。
ただ、ADHDの女性には、毎日の家事が苦手という人も多いようです。
家事が苦手なことで自分を責め、あるいは夫や家族から責められて自信を無くし、うつ状態になってしまう人もいます。
- モチベーションが持続しない
- 日常生活がストレス
- 日によって波がある
- 苦手なことを先延ばしにする
ADHDの苦悩④
金銭管理が苦手

ADHDの人は、衝動性や不注意の特性から、計画的な行動や金銭管理が苦手です。
そのため、お金に関しても、あればあっただけ使ってしまいがちです。
- 衝動買いが多い
- 浪費グセが治らない
- 滞納を繰り返す
- 借金が膨らむ
- 契約書を読まずにサインする
発達障害の障害認定基準(抜粋)
自閉症スペクトラム/ADHD

発達障害とは
障害年金の認定基準において、発達障害とは、「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するもの」とされています。
認定の着目点
発達障害については、たとえ知能指数が高くても、次の点に着目して認定を行うとされています。
社会行動やコミュニケーション能力の障害により
対人関係や意思疎通を円滑に行うことができないために
日常生活に著しい制限を受ける
等級の例示
各等級に相当すると認められるものは、次のとおり例示されています。
1級
発達障害があり、社会性やコミュニケーション能力が欠如しており、かつ、著しく不適応な行動がみられるため、日常生活への適応が困難で常時援助を必要とするもの
2級
発達障害があり、社会性やコミュニケーション能力が乏しく、かつ、不適応な行動がみられるため、日常生活への適応にあたって援助が必要なもの
3級
発達障害があり、社会性やコミュニケーション能力が不十分で、かつ、社会行動に問題がみられるため、労働が著しい制限を受けるもの
参考リンク
私の考え
認定のキーワード
- 社会性
- コミュニケーション能力
認定されやすいのはこんな人
※言い方はかなり悪いですが、ご容赦ください。あえてわかりやすく言えば、こんな感じの人だということです。
比較的認定されやすいのは――
・何をやっても人間関係でつまずき、あるいは仕事でミスを繰り返し、何回も何十回も転職を繰り返しているような人
・社会性もコミュニケーション能力もなく、どこで何をやっても周囲に上手く馴染めないような人
・最初のうちはいいものの、だんだん人が離れていき、結局誰からも相手にされなくなってしまうような人
・思い返してみれば、子供の頃からそれっぽい傾向があった人

障害年金を受給するための、最初の3ステップ
そもそも、障害年金をもらうためには最初に何をするの?
基本的には次の順番です。
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精神障害年金の手続きマニュアル
障害年金の手続きは何が難しいの?
つまずきポイントは次の2点です。
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ここをクリアできれば、手続き自体は特に難しくありません。
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