障害年金請求は長期戦

障害年金の請求は、準備開始から支給決定まで6か月~1年以上かかる長期戦です。

おおまかにですが、以下の期間が目安となります。

  1. 書類の準備期間:約3か月(準備開始~請求書類提出)
  2. 審査期間:約3~4か月(請求書類提出~支給決定)
  3. 支給手続き期間:約1~2か月(支給決定~初回振込)

ただし、これはあくまでスムーズに進んだ場合です。

ケースによっては初診日の特定に時間を要すこともありますし、医師の診断書作成に時間を要すこともありますし、書類提出後の審査に時間を要すこともあります。

そのため、準備開始から振込開始まで1年以上かかってしまうこともあり得るのです。

社労士に依頼するメリット

社労士に依頼するメリットの一つに、ご自身で請求手続きを行う場合と比べて、準備期間を短縮できるという点があげられます。

専門家であるためスムーズに準備ができるということですが、早く請求出来れば早く受給でき、特に事後重症請求などでは、その分受給できる年金額も総体的に多くなります。

その多くなった分を社労士への報酬にあてることにより、「結果的に手元に残る年金額は自分で手続きをした場合と変わらないのに、煩雑な準備作業は自分で行わずに済む」という利点があるわけです。

社労士との相性が大切

障害年金請求は長期戦ですので、場合によっては、ご本人で請求手続きを進めていくことは、かなり厳しいものかもしれません。

そこで、社労士への依頼を検討することになるかと思いますが、長期戦であるがゆえに、社労士との相性というものも大事になってきます。

社労士に依頼する際には、「この人なら気兼ねなく話せそうだな…」、「この人とは何となく気が合いそうだな…」という直感、フィーリングのようなものも大切にするとよいでしょう。

気をつかって言いたいことが言えなかったり、伝えたいことが伝えられなかったりというようなことがあれば、せっかくの社労士への依頼も、そのメリットを十分に享受できなくなってしまいます。

これは非常にもったいないことですので、気に留めておいていただければと思います。

社労士とのやり取りで疲れてしまうようなことがあれば、元も子もないですもんね。